お前は誰だ
第2章 願い
夕飯の時間に美玲が言い出した。
「ねー葉月ちゃんもこの家の人になってよ」
「美玲そんなの無理に決まってるでしょ」
美沙子が葉月に言いたくても言えなかった言葉だった。
「はは、ありがとう」
「ねー美玲ちゃん」
「んー?」
「美玲ちゃんはお父さんが欲しい?」
「欲しいよ、でも昔はいて、喧嘩して出てっちゃったみたいなんだよね、だからしゃべった事もないし…でも私は葉月ちゃんがこの家にいてくれればそれでいい」
「そう、美玲ちゃんは優しいのね」
「美玲もう10時よ歯磨きしてきなさい」
「はーい」
「美玲ちゃんは凄いね、一人でなんでも出来ちゃう、目が見えないとは思えない」
「葉月、毎週ほんとにありがとね、そっちの仕事もあるのに、大変だったら本当に来なくて良いのよ」
「何言ってるんですか、私は好きで自分から来てるだけよ、それに美沙子さんはお母様のお世話だってあるし、色々大変だから…、私はこの家の最低限の事しかしてないわ、それに何よりも美玲ちゃんの顔が見たくてって言う理由もあるかな。」
「ごめんね、あんたがいてくれて本当助かってる、私が前の旦那とより戻せばいいんだけどね」
「そんな事しなくてもいいですよ、美玲ちゃんと美沙子さんを捨てて出て行くような男ですよ、より戻す必要なんか無いですよ」
「違うの葉月」
ピーピー♪
「あっ、ごめんちょっと行ってくる」
「ねー葉月ちゃんもこの家の人になってよ」
「美玲そんなの無理に決まってるでしょ」
美沙子が葉月に言いたくても言えなかった言葉だった。
「はは、ありがとう」
「ねー美玲ちゃん」
「んー?」
「美玲ちゃんはお父さんが欲しい?」
「欲しいよ、でも昔はいて、喧嘩して出てっちゃったみたいなんだよね、だからしゃべった事もないし…でも私は葉月ちゃんがこの家にいてくれればそれでいい」
「そう、美玲ちゃんは優しいのね」
「美玲もう10時よ歯磨きしてきなさい」
「はーい」
「美玲ちゃんは凄いね、一人でなんでも出来ちゃう、目が見えないとは思えない」
「葉月、毎週ほんとにありがとね、そっちの仕事もあるのに、大変だったら本当に来なくて良いのよ」
「何言ってるんですか、私は好きで自分から来てるだけよ、それに美沙子さんはお母様のお世話だってあるし、色々大変だから…、私はこの家の最低限の事しかしてないわ、それに何よりも美玲ちゃんの顔が見たくてって言う理由もあるかな。」
「ごめんね、あんたがいてくれて本当助かってる、私が前の旦那とより戻せばいいんだけどね」
「そんな事しなくてもいいですよ、美玲ちゃんと美沙子さんを捨てて出て行くような男ですよ、より戻す必要なんか無いですよ」
「違うの葉月」
ピーピー♪
「あっ、ごめんちょっと行ってくる」