貴方だけを愛してる
第8章 暗い海
N side
ジャニーズJr.になって一年経った頃その事件は起きた
小学校の頃から僕はイジメの標的にされる事が多かった
でも何の反応も返さない僕に彼らは勝手に飽きて標的を変える
そして少し経つとまた僕に標的が帰ってくる
その繰り返しだった
イジメられる事自体はなんとも思ってなくて、僕にとってはどうでもいい事の1つだった
黙っていれば勝手に過ぎ去る嵐だったから
Jr.になった事でイジメの形が変わった
殴ったり蹴ったりして跡が残るとまずい事に彼らは気がついた
だから教科書やノートが捨てられたりするようになった
それも僕はなんとも思わなかった
N「ねぇ…教科書見せて?」
イジメられててもいじめっ子以外は僕に変わらず接してくれるから教科書も見せてもらえる
N「せんせぇ?体操服忘れちゃった…このままでもいい?」
体操服を捨てられても甘えた声で先生に「忘れた」と言えば仕方ないと制服のまま体育を受けさせて貰えた
だからあまり影響はなかった
でもそれが良くなかった
ある日、後ろから蹴られて僕は階段から転がり落ちた
痛みに耐えて目を開けた時に見えたのは同じクラスのいじめっ子のニヤニヤした顔だった
ジャニーズJr.になって一年経った頃その事件は起きた
小学校の頃から僕はイジメの標的にされる事が多かった
でも何の反応も返さない僕に彼らは勝手に飽きて標的を変える
そして少し経つとまた僕に標的が帰ってくる
その繰り返しだった
イジメられる事自体はなんとも思ってなくて、僕にとってはどうでもいい事の1つだった
黙っていれば勝手に過ぎ去る嵐だったから
Jr.になった事でイジメの形が変わった
殴ったり蹴ったりして跡が残るとまずい事に彼らは気がついた
だから教科書やノートが捨てられたりするようになった
それも僕はなんとも思わなかった
N「ねぇ…教科書見せて?」
イジメられててもいじめっ子以外は僕に変わらず接してくれるから教科書も見せてもらえる
N「せんせぇ?体操服忘れちゃった…このままでもいい?」
体操服を捨てられても甘えた声で先生に「忘れた」と言えば仕方ないと制服のまま体育を受けさせて貰えた
だからあまり影響はなかった
でもそれが良くなかった
ある日、後ろから蹴られて僕は階段から転がり落ちた
痛みに耐えて目を開けた時に見えたのは同じクラスのいじめっ子のニヤニヤした顔だった