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桜の咲く頃にまた君と

第9章 初めての君の家


「君に会ったからだそうだ

君の写真を見て明日が来るのが楽しみになったと言っていた

だから桜が笑うようになったのは君のおかげだ

ありがとう」


確かにそんなこともあったが僕は何もしていない


桜が僕の写真を見てそう思っただけなのだから


「いえ、僕は何もしていません

今日も何も出来ない自分のことを責めていました

桜さんに感謝してるのは僕のほうです」


そうだ、桜と会ってからの僕は毎日楽しい


たくさんのものを貰っている

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