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大型犬との同居~Sequel Of Story~

第4章 ~続くすれ違い~

「それで、大喜を冷たく突き放してしまって…。
当時は、離れたい一心でメールと電話だけってのは、頭に回ってなかったんですよ…。」

3人を見ると、3人共。

後悔と自責の念に駆られているのが、見てわかった。

「大喜が、大学を自主退学して数日が経って…。
俺達は、大喜を冷たく突き放した事を後悔して、急いで大喜に連絡したんです」

「だけど、メールも電話も繋がらなくて…。」

多分、その頃にはスマホは止まってたんだろう。

大喜君と出会った時には、大喜君のスマホは壊れてて僕が買い直したんだ。

「急いで、大喜が住むアパートに行ったら…。
既に、出て行ったあとだったんです…。」

時は既に遅しとは、この事だな。

「それで、大喜君と偶然再会するまでどうしてたの?」

「俺達は、いつか大喜と再会出来る日を信じて、バイトをしながらコツコツとお金を貯めてたんです」

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