貴方の涙は俺が拭くから ON
第1章 スケッチブックに隠された秘密1 ニノ
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そんな心配事を胸に抱えたまま、
でもハッキリ確かめるだけの勇気もないままに
気づけば更に数年が過ぎていた
あー、もう・・・
今年も変わりなく終わる予感しかない
「相葉ちゃんとの銀座の約束が先だから」って
俺の方が それより何年も前から誘ってるよ!
行くって約束すらしてもらえないで
今年も行けずじまいかよ!
そうは思っても口に出せない
「もーーぉ、そっちとっとと済ませて俺とも飯行こうよ」
バカみたいにそんなことを繰り返す俺、
ホント可哀想じゃない?