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貴方の涙は俺が拭くから ON

第1章 スケッチブックに隠された秘密1 ニノ


1-3

そんな心配事を胸に抱えたまま、
でもハッキリ確かめるだけの勇気もないままに
気づけば更に数年が過ぎていた


あー、もう・・・
今年も変わりなく終わる予感しかない

「相葉ちゃんとの銀座の約束が先だから」って

俺の方が それより何年も前から誘ってるよ!
行くって約束すらしてもらえないで 
今年も行けずじまいかよ!


そうは思っても口に出せない

「もーーぉ、そっちとっとと済ませて俺とも飯行こうよ」

バカみたいにそんなことを繰り返す俺、
ホント可哀想じゃない?



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