貴方の涙は俺が拭くから ON
第11章 吐き通せなかった嘘4 ニノ
大野さんの口から発せられた「好き」の二文字
そうだといいな、てか そうだよな?なんて思ってたくせに
いざ、そう言われてみると 驚き過ぎて言葉にならない俺が居た
「え・・・///」
「え?・・・何?」
「何、って 今・・・、あれ?・・・俺の空耳・・・?」
想いが募るあまり、都合のいい幻聴まで作りだしちゃったのか?
だとしたら末期だよ、俺
でも、大野さんはいつもみたいに俺を見て くくっ、と笑う
「空耳じゃないって。ふふ・・・ニノ、面白れーなぁ」
「・・・・・・///」