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貴方の涙は俺が拭くから ON

第12章 吐き通せなかった嘘5 智



「よし、そうとわかったところで」


「泊まってっていいの?」
「今夜は解散」


俺とニノ、二人の声が重なる


「えっ?・・・」
「え・・・」


何でだよ、って顔して眉を顰めるニノ


「アンタ やっぱ ホントは・・・」
「え?あ、ちげーよ?」


好きだって言っちゃった後で 気持ちを疑われるのは困る、ってゆーか

それじゃ 思い切って言った甲斐が無いもんなぁ
 




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