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貴方の涙は俺が拭くから ON

第20章 忘れられない過去2 ニノ



俺との接点が他に無いからだろう
予期していた、と 静かに話し出してくれるその人

理由を聞かせろとか、大野は知ってるのか、とか
渋る様子も無く、

時間が無いでしょうから、と
言葉を選びながらも 真摯に話してくれる



大野さん、ごめん
きっと貴方は こんな過去があることを俺に知られたくないと思ってるだろうし
俺も普段なら相手の過去なんて問題にしないけど

今は貴方の事をすべて知りたい

それがたとえ「知らなきゃよかった」と思う過去でも


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