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貴方の涙は俺が拭くから ON

第22章 忘れられない過去4 ニノ


4-1

固まる大野さんを促して 二人で話しておいで、
と 背中を押す


「ニノ・・・」

子供みたいな顔をして 俺の事を見つめる大野さん
身長変わらないのに上目遣いとか、何だそれ。
超萌えるじゃん

あー、もう・・・ 
メチャクチャ愛しくて、今すぐ抱きしめたいんだけど・・・


理性を総動員して 何とか我慢した俺は
大野さんの手をぎゅっと握り、

「後でまた来るね」


笑顔で二人の前から去ると ゆっくりと池の方へ歩いて来た



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