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貴方の涙は俺が拭くから ON

第23章 忘れられない過去5 智



まるで それを裏付けるように 上の方の人から

「あいつの事はもう忘れろ」

なんて言われたりもして


ほんのガキだった俺にとって 
それは 世界から色が消えるほどの裏切りに思えた

泣きも喚きもせずに それからも毎日舞台を続けたあの頃の俺


それはただ、思考回路が麻痺してしまって、
誰かに言われるままに行動する方が楽だったから・・・、
なんだけど


それでも 仕事を投げ出さずにとどまった
あの頃の自分を褒めてやりたい


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