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貴方の涙は俺が拭くから ON

第24章 忘れられない過去6 ニノ


6-2

そして
再び 大野さんのマンションで


「コーヒー飲むだろ?」
「・・・あ、ううん。何もいらない」

「そう?」
「うん、ありがと」


カフェイン中毒ともいえるこの俺が 
コーヒー断るほど 緊張してる

だってやっぱり 苦しむ時は長くない方がいい
もう一刀両断、瞬殺して欲しいんだ

こうなったら、一刻も早く話しを聞いて
一刻も早く帰りたい


促されてソファーに並ぶと、いよいよ死刑宣告の始まりだ




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