テキストサイズ

貴方の涙は俺が拭くから ON

第28章 夢の中で4 ニノ


4-1

貴方がほほ笑んで 真っ直ぐ俺を見つめてくれる


その視線は以前とは違う
以前は どことなく哀しげな色を湛えているように
見えた瞳だけど
今、その奥は 光が灯ったように明るい



ねぇ、俺ってさ
以前は自分の事を 諦めいい方だと思ってたんだ

てか、無駄なことに執着しない?

だって、手に入らないモノを追っかけるなんて
時間と労力の無駄だもの

こう見えても俺はなかなか忙しいんだから、って





ストーリーメニュー

TOPTOPへ