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貴方の涙は俺が拭くから ON

第34章 言わなくちゃいけないのに3 ニノ



「じゃ、いこっか」
「・・・うん」


いつものように大野さんが言う
この人はホントにいつもフラットで変わらない

これから俺達の間で別れ話がされようとしてる だなんて
誰も気づかないよな


「ウチでいい?」
「うん・・・」

「腹減ってる?何か買って帰ろうか?」
「・・・減ってないから・・・いいや」

「そう?・・・じゃあいいか・・・」
「うん・・・」






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