
貴方の涙は俺が拭くから ON
第37章 貴方の為に出来る事を1 智
「んなわけねーだろ。自慢じゃないけど ヤル気ないどころか、朝から晩までヤル事しか考えてないわ!」
「・・・・・・確かに自慢じゃないね」
冷静にツッコむと ニノが うっ、と詰まって
その後 がりがり頭を掻いた
「あのさ・・・そりゃ 正直言うと・・・ お誘いは嬉しい、よ?・・・だって 好きだもん。だけど、俺に話してくれて、さあすぐ何もかもOK!ってことじゃ 無いでしょ?」
「う・・・ん、そうかも」
「だから 俺は焦らないことにしたの。またあんなことになったら困るし。
ほら、今はリハビリ期間、ってことでゆっくり徐々に進めばいいと思うんだ」
「・・・ニノってホントに」
「優しくてイイ男だろ?」
「俺の事好きなんだねぇ・・・」
