
貴方の涙は俺が拭くから ON
第41章 貴方の為に出来る事を5 智
弁解すべきかそれとも文句を言うべきか、
と 迷ってた俺だったけど
ニノの目が水っぽくなったのにちょっと焦って
松潤ならかっこよくハンカチ差し出すとこなんだろうけど
生憎と言うか、当然と言うか
そんなものを持ってない俺は
慌てて 自分の袖でニノの涙を拭ってやった
「泣くなよ・・・全く・・・ガキなんだから・・・」
「ふふ・・・」
「なぁ、さっきはお互い悪くないなら謝るのはやめよう、って言ったけど。やっぱり俺が悪いと思う。
昔の事 ずっとずっと引きずってて・・・この前だって、
自分からリハビリしよ、なんて言って誘ったくせにあんな風になって 結局ニノに気を遣わせて・・・ホントごめん」
俺の方が年上のくせに・・・と言う想いを込めて言ったんだけど
