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言ノ花の森

第55章 花雨

花雨が降る

水面を

地面を

淡く儚く彩っていく

さくらの雫

そっと触れれば刹那の愛しさ

時の砂のように零れ落ちてしまいそうで


いつまでも握りしめていた


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