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娘の為に❗️

第2章 姉弟


1番はじめに産まれた子どもは
産まれた瞬間から 崖のふちを歩いてる
って 教えてもらいました。
私が学生の時です。
自分も 兄弟の1番目だから その話は はっきりと記憶に残ってます。

ハイハイの仕方も 一人歩きの仕方も 友だちの作り方も ケンカの仕方も 仲直りの仕方も なにもかも
自分で 考え行動しなければならなかった。
一歩足を出すたびに安全を確認しながら
だから 慎重になる。
2番目が産まれれば
彼は 姉の後を付いていけば安心とばかりに小さい姉に頼る。
姉は その気が無くても背中で彼を守る
そして 教える。
こっちが安心。そっちは怖い。



でも でも

貴女の前には私が居る。

迷ったり寂しかったり もちろん 嬉しかったりしたら
腕の中に おいで。
まだまだ 抱きしめ足りないから。
まぁ 多分 きっと
弟も来るだろうけどね。
それは 仕方ない
弟だから。

ひとり戦ってる娘へ
絶対読まないだろうけど(読まれたら困るけど)

解放されたらどこ行こう?何しよう?

とりあえず 晩ご飯はオムライスとコーンスープにしよか?

おかえりって迎えるよ。

どうやった?って聞かない。精一杯やったやろうから。

あと 5時間後

笑顔で おかえりって 迎えるよ。






おわり

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