雪に咲く花
第14章 [番外編]誤解から始まる恋
昔からそうさ。
何か事件があれば真っ先に俺が疑われる。
ちょっと喧嘩をすれば、相手に問題があろうと、全て俺が悪いことになるし、盗難事件があれば、すぐに俺を疑いやがる。
俺の風貌とでかい声のせいもあるが、何より、施設育ちで、きちんとした教育を受けてないと勝手に偏見を持ってるやつが多いこともある。
先公なんて、結局、物事を外見だけしか見ることの出来ない石頭ばっかりさ。
しかも、帰り際、突然小さいガキが俺にぶつかってきたから、「こらっ、ちゃんと前見て歩かないと危ないぞ」
と声をかけたら、そのガキ泣き出しちまった。
これでも、優しく声かけたんだぜ。
そこへ、ガキの親がきて、
「早く、こっちへいらっしゃい」
と、まるで俺を汚いものでも見るように、慌ててガキをつれていったのさ。
ぶつかってきたのは、てめえのガキだっちゅうの。
親がちゃんと監督しとけよ。
とにかく、今日は最悪の日だぜ。
何か事件があれば真っ先に俺が疑われる。
ちょっと喧嘩をすれば、相手に問題があろうと、全て俺が悪いことになるし、盗難事件があれば、すぐに俺を疑いやがる。
俺の風貌とでかい声のせいもあるが、何より、施設育ちで、きちんとした教育を受けてないと勝手に偏見を持ってるやつが多いこともある。
先公なんて、結局、物事を外見だけしか見ることの出来ない石頭ばっかりさ。
しかも、帰り際、突然小さいガキが俺にぶつかってきたから、「こらっ、ちゃんと前見て歩かないと危ないぞ」
と声をかけたら、そのガキ泣き出しちまった。
これでも、優しく声かけたんだぜ。
そこへ、ガキの親がきて、
「早く、こっちへいらっしゃい」
と、まるで俺を汚いものでも見るように、慌ててガキをつれていったのさ。
ぶつかってきたのは、てめえのガキだっちゅうの。
親がちゃんと監督しとけよ。
とにかく、今日は最悪の日だぜ。