雪に咲く花
第17章 曇りゆく日常
教室に入ると、黒板の前に人だかりが出来ている。
「おいっ!お前ら何やってんだ?」
颯人が声をかけると数人が振り向く。
しかし、何故か、彼らは隣にいた雪斗に気がつくと、好奇の目や睨みをきかせた瞳を向ける。
「真柴って女みたいだとは思ってだけど、こんなことしてたんだな?」
「真柴君、見損なったわ。」
訳が分からず黒板の前に張られたものを見ると、雪斗は青ざめた。
それは、昨日、亘のマンションの前でキスをしている写真だったのだ。
しかも、黒板には、
『ホモカップル誕生 人気No.1教師と学年No.1男の娘』
と書かれている。
「嘘……どうして?」
まさか、あんなところを写されていたなんて……。
「これを、撮ったやつは誰だ!?叩きのめすぞ」
颯人が、写真を引っ剥がし、近くにいた男子たちの胸ぐらを掴む。
「いったい誰だ!?お前か?」
颯人に、睨まれた男子は萎縮し、震えながら答えた。
「知らないよ……。朝来たらもう、貼ってあったんだよ」
「そうだよ。それに、それ学校サイトに流されてるから、学校中に知られているとおもうぜ」
「何だと!」
颯人があわてて、我が校専用のホ―ムぺージを開いた。
「おいっ!お前ら何やってんだ?」
颯人が声をかけると数人が振り向く。
しかし、何故か、彼らは隣にいた雪斗に気がつくと、好奇の目や睨みをきかせた瞳を向ける。
「真柴って女みたいだとは思ってだけど、こんなことしてたんだな?」
「真柴君、見損なったわ。」
訳が分からず黒板の前に張られたものを見ると、雪斗は青ざめた。
それは、昨日、亘のマンションの前でキスをしている写真だったのだ。
しかも、黒板には、
『ホモカップル誕生 人気No.1教師と学年No.1男の娘』
と書かれている。
「嘘……どうして?」
まさか、あんなところを写されていたなんて……。
「これを、撮ったやつは誰だ!?叩きのめすぞ」
颯人が、写真を引っ剥がし、近くにいた男子たちの胸ぐらを掴む。
「いったい誰だ!?お前か?」
颯人に、睨まれた男子は萎縮し、震えながら答えた。
「知らないよ……。朝来たらもう、貼ってあったんだよ」
「そうだよ。それに、それ学校サイトに流されてるから、学校中に知られているとおもうぜ」
「何だと!」
颯人があわてて、我が校専用のホ―ムぺージを開いた。