雪に咲く花
第21章 よみがえる闇
アルバイトがオフの日だったので、雪斗は颯人を見舞っていた。
3日後に退院出来ることになったが、暫くは松葉杖の生活になるらしい。
「良かったじゃん。無事退院が決まって」
「ああ、お前も俺がいなくて寂しかったんだろ?」
「いや、静かなもんだったよ」
「全く可愛くないやつだな」
冗談を言いながらも、颯人が再び学校に来れると言うことに、安心感を覚える。
これで、地獄の日々は終わるかも知れない。
「あっ!学校戻ったら、紹介したいやつがいるんだ」
「ああ、杉山のことか」
最近、仲良くなった光多のことも話して聞かせていたのだ。
颯人は一年の時に、同じクラスだったらしく既に知っていた。
「でも、あいつ、前にどっかで会ったことあるような気がするんだよな」
颯人が腕を組んで考えこむ。
「受験の時にでも、顔見たんじゃないの?あいつイケメンだからさ」
「いや、そういうのじゃなくて、もっとずっと昔にさ」
「じゃあ、大分前にどっかで顔見たんだよ。あんな綺麗な顔だったら印象に残るもん」
「まあ、そうかもな」
「雪斗さん!」
様々な話をしたあと、帰ろうと病室を出たときに歩が声をかけてきた。
3日後に退院出来ることになったが、暫くは松葉杖の生活になるらしい。
「良かったじゃん。無事退院が決まって」
「ああ、お前も俺がいなくて寂しかったんだろ?」
「いや、静かなもんだったよ」
「全く可愛くないやつだな」
冗談を言いながらも、颯人が再び学校に来れると言うことに、安心感を覚える。
これで、地獄の日々は終わるかも知れない。
「あっ!学校戻ったら、紹介したいやつがいるんだ」
「ああ、杉山のことか」
最近、仲良くなった光多のことも話して聞かせていたのだ。
颯人は一年の時に、同じクラスだったらしく既に知っていた。
「でも、あいつ、前にどっかで会ったことあるような気がするんだよな」
颯人が腕を組んで考えこむ。
「受験の時にでも、顔見たんじゃないの?あいつイケメンだからさ」
「いや、そういうのじゃなくて、もっとずっと昔にさ」
「じゃあ、大分前にどっかで顔見たんだよ。あんな綺麗な顔だったら印象に残るもん」
「まあ、そうかもな」
「雪斗さん!」
様々な話をしたあと、帰ろうと病室を出たときに歩が声をかけてきた。