雪に咲く花
第25章 雪に結ばれた花
雪斗と亘は、ハートの中に入り、光輝くベンチに腰かけた。
「はい、行きますよ。はい、チーズ」
カップルの男性は、心よく引き受けてくれ、シャッターを押した。
「有り難うございました」
二人の幸せな笑顔が、カメラの中に収められる。
「それにしても、ボーイッシュな可愛い女の子だったよな」
「彼氏の方もイケメンね」
去り際にカップルが、話していた会話に、雪斗はガクッとする。
「俺は、男だっちゅうの」
亘は腹を抱えて笑っていた。
ドドォーン!!
遠くで、大きな音が聞こえる。
湖で花火が打ち上げられたのだ。
「わあっ!花火だ。早く行こうよ」
雪斗が、湖の方に走りだし、亘も後に続く。
光に囲まれながら、花火は、様々な形を開いていく。
「綺麗だなぁ!こんなの初めてだ」
「うん、冬に見る花火も最高だ」
最後の花を飾る花火が打ち上がった後、白いものが、ちらちらと、空から落ちてきた。
「あっ!雪だ」
「凍えるほど寒かったわけだな」
「ホワイトクリスマスだ。前にも雪が降ったよね」
優しくふる雪は、豪華な光の世界を、より美しく輝かせていった。
「はい、行きますよ。はい、チーズ」
カップルの男性は、心よく引き受けてくれ、シャッターを押した。
「有り難うございました」
二人の幸せな笑顔が、カメラの中に収められる。
「それにしても、ボーイッシュな可愛い女の子だったよな」
「彼氏の方もイケメンね」
去り際にカップルが、話していた会話に、雪斗はガクッとする。
「俺は、男だっちゅうの」
亘は腹を抱えて笑っていた。
ドドォーン!!
遠くで、大きな音が聞こえる。
湖で花火が打ち上げられたのだ。
「わあっ!花火だ。早く行こうよ」
雪斗が、湖の方に走りだし、亘も後に続く。
光に囲まれながら、花火は、様々な形を開いていく。
「綺麗だなぁ!こんなの初めてだ」
「うん、冬に見る花火も最高だ」
最後の花を飾る花火が打ち上がった後、白いものが、ちらちらと、空から落ちてきた。
「あっ!雪だ」
「凍えるほど寒かったわけだな」
「ホワイトクリスマスだ。前にも雪が降ったよね」
優しくふる雪は、豪華な光の世界を、より美しく輝かせていった。