
kiss & cry
第7章 x A 完全プライベート映像
A「くふふ♡ほらあったかい♡」
相葉くんは俺のこと抱き枕かなんかだと
思ってるかもしんないけど。
俺はというと、バクバク心臓がうるさくて、
もう少しで口から飛び出てきそう。
ていうかなんだよこの状況!
実は相葉くんも相当飲んだ?
これだから酔っ払いってほんとやーよね!←
A「・・・二宮くん、 」
N「・・・・・なに? 」
急に、それまでと違って真面目なトーンで
俺の名前を呼ぶから、ますます
心臓のバクバクが落ち着かない。
もう相葉くんに、俺のこのドキドキ
聞こえちゃってるかも・・・
A「二宮くん・・・。」
俺の体を包む腕にグッと力が入り、
あっという間に相葉くんが
俺の上に覆いかぶさってきた。
N「ど・・・・どした、の?」
突然のことにびっくりして吃ってしまった。
ぼんやりとしたオレンジの常夜灯を背に、
相葉くんが俺の目を真っ直ぐに見下ろしている。
切なげに眉間に皺を寄せた相葉くんから
目が離せない。
A「・・・普段からこうなの?」
普段から?こうってどう?
N「・・・?」
何も答えないでいると、
相葉くんがハァ、と短くため息をついた。
A「こんな可愛い子が、…酔ってるとはいえ、
お家までついて来たら……期待しちゃうでしょ…?」
言葉の意味を理解するまで、
ほんの少し時間がかかった。
き、期待?それって・・・!
N「相葉くん、あの、、!」
そ、それって・・!
A「・・・二宮くん、
この前の続き、・・・シよ?」
俺も期待しちゃっていいってこと?!
