ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第10章 伯爵と真実
そこ頃、国の裏社会を金銭的に操っていたアレキサンダーは叔父の存在にその場に駆けつけた!
しかし、そこは児童養護施設とは名ばかりの実験施設だった――――…
金に困った親が…我が子を売りその施設に入れる――――…
生れたての赤ん坊から…10歳位の子供たちが毎日その施設で血の実験を受けていた
そう、叔父のマクギャレットは吸血鬼の血を子供たちに与え自分の手で人間を吸血鬼に変える実験をしていた――――…
しかし、実験中に拒絶反応を示した一人が暴走し――――…研究者や叔父、仲間の子供達を次々傷つけ殺していった!
暴走した子供は駆けつけた警察官に射殺されたが――――…
施設内は血の海だったらしい――――…
しかも…叔父のマクギャレットは騒動の中、実験体だった一人の少年と姿を消した
もう、施設には誰も居ないと思われたそんな時――――…
駆けつけたアレキサンダーが地下の隠し部屋に寝ている幼女を発見する…
幼女は薔薇の花香るベッドに寝ていたと言う
それが――――…すみれ…である
すみれはマクギャレットに余程大事にされていたのか…他の子とは別格に扱われていた…