無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

煩悩を振り払うために全力疾走し――――…


後ろを振り返る――――…と、ヨロヨロと「啓二さ～ん！待って～ください～！」と、可愛らしいユナが着いてくる


///ヤバい…可愛い


可愛い過ぎるだろ～！あれが、あれが男子だぞ！

少し長めの髪はおかっぱ風だし、ヨロヨロ走る姿は…


クネクネしてて…まるで女子…


女子より…女子…



「そりゃぁ…女装もしたくなるよなぁ…下手な女子より可愛いんだもん…」



「はぁ、はぁ、はぁ…け――――…啓二さん…先に行かないでくださいよ～！」



///はぅ！“先にイかないで”なんて…


へへへ///怒られちゃった！



「も～！協力する気有りますか？！

僕、来月から桜大学付属帝斗中学に通うんだから…なめられたくないんです！」



ん？んん――――…


「ユナ――――…桜大学付属帝斗中学って…あの？帝中か！？」



うわ――――…ユナって頭いいんだな！？


帝斗中学と言ったら偏差値も学費もお高い名門じゃないか！