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チョコレート2

第6章 valentine



「口開いてる」




陸は切れたと言って
ガトーショコラを食べ始めた



「ん、うまい」





「良かった」




陸は一切れ
食べ終わったところで
私をベッドに寝かせた





「陸?」





「食べたい」




「…いいよ、私切ってあげる!」


私はベッドから降りようとした



「じゃなくて、」


すぐベッドに
押さえつけられた











「抱きたい。」







真っ直ぐな陸の目に
心臓がドキンと鳴る



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