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Women's Services~どんな依頼もお受けします~

第19章 もう一つの高校の思い出①

このバーベキューだけは
自分の中で特別な想いがあり
毎年この時期になると
都合をつけて帰省していた。


「俺ら一番乗りかよ」


集合場所であるキャンプ場の駐車場に
他の連中は未だ誰一人として来ていない。


「うちらが早すぎなんだよッ。
理人がめっちゃ張り切ってるからッ」

「だって東京に戻って初だぜ。
そりゃ張り切るさ。今夜はこっちも……」


助手席に座る茉優に唇を重ねると
何気に胸に触れた。

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