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Women's Services~どんな依頼もお受けします~

第20章 もう一つの高校の思い出②

「茉優。今、発表しちゃおっか?」


茉優にこっそり耳打ちをした。


今日のバーベキューは
俺と茉優の結婚を発表するには
絶好の機会だと思った。


「ぇッ?ちょっと待って」

「どうしてだよ」


俺としては元カノの理彩子の前で
堂々と結婚宣言をしたい。


「ぇっと……ぁッ……そ……そうだッ
うちの親に挨拶まだでしょ?
ちゃんと順序立てて……ね?」


一理あるし、分からなくもないが
ここで茉優の機嫌を損ねてまで
発表することでもないか。


それにうちらの付き合いは
ここに居る全員が知ってるわけだし。

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