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Women's Services~どんな依頼もお受けします~

第25章 ヌードモデルといっても、それだけじゃ済まされない

「じゃ、僕はそろそろ行きますね」


カノジョの亜香里と
映画を観に行く約束をしている。


「気を付けてな。あ……電話」


雄一先輩のスマホが鳴る。


“行ってきます”というジェスチャーをして
僕は駐車場に向かう。


運転席に乗ってエンジンを掛けると
雄一先輩が小走りでやって来て
「俊樹!!ちょっと待って!!」と
僕の行く手を遮った。


「どうしました?」


僕は運転席の窓から顔を出す。


「バイト先からの電話でさ、一時間だけ
どうしても頼めないかって。
で、遅らせたくてもモデルと連絡が
取れないんだよ。俺が戻ってくるまで
モデルの相手をしてほしい。マジ頼む!!」

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