タイムリミットまであと一週間。
第3章 残り7日。
まず学校に行くか。
事前に事情をすべて学校に話し、タクシーで向かった。
…もちろん、余命一週間のことを話したんだ。
生徒には秘密だけどな。
久しぶりに町に出た。
こんなところにミスドができてる…!
ラウンドワンも…!
俺の町…ずいぶん建物が増えたな~。
俺の知らない間によ。
校門に着いた。
みんな、転校生をみる目で俺を見てくる。
ジロジロ見てんじゃねーよ。
「…嗟來(さく)か…?」
ん?
「…おー!隆一!」
「お前…なんで!?退院したのか!?」
「…まぁ、ちょっと体調が良くなってきたんだよ。」
「え?!先生は悪化したって言ってたぞ?!大丈夫なのかよ?!」
「おぅ。平気だ!」
〈もうちょいで死ぬんだけど;〉