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「お二人は恋人か御夫婦だとばかり……
それは申し訳なかったです」

「私たち、ただの会社の同僚でして」


しかし……ここで引き下がる
坂田さんではなかった。


「それでしたら、仕事として捉えてみては
いかがですか？ギャランティもお支払い
しますし。それに引きの写真になるので
顔の判別は厳しいと思われます」


それなら凌馬にバレることもない……か。


万が一にバレたとしても
体裁は保たれる。


なんか……


悪いことをしようとしているみたい。