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遠くの恋人より近くの同僚

第15章 想いが通じ合った時

寝ているのか起きているのか
分からない状態が続き
モヤッとした気持ちで朝を迎えた。


“嫉妬”という得体の知れないものに
胸をえぐられ、締め付けられた。


「未央、おはよう」

「おはよ、凌馬くん」


こんなに近くに居るのに……


ぅぅん……


近くに居るからこそ
不安になるのかもしれない。


だけど……


そんなウジウジした姿を
凌馬くんに見せたくない。

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