テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第21章 別れの予感

「どうした?しかめっ面して」


当たり前のように
橋本さんと休日を過ごす。


どちらかが誘うわけでもなく
自然とそうなった。


「卑劣なことを考えていました」

「だろうな。顔から滲み出てる」


今夜の同期会のことを考えていた。


凌馬から別れを告げられる予感。


だから同期会の後は…


橋本さんに傍に居てほしいと願っていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ