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遠くの恋人より近くの同僚

第21章 別れの予感

怒りを通り越して、呆れる。


私が好きになった凌馬は
その程度の男だった。


そんな男は、こっちから願い下げ。


本田もさぞかし御満悦でしょう。


してやったりか?


しかし……


どうしてこういう時って
男の方ではなく
女に怒りを向けてしまうのか。


今の私…鼻の穴が最大に膨れている。

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