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遠くの恋人より近くの同僚

第26章 これは……恋?

「ありがとう…」


…ドキッとした。


それでいてモヤモヤしてきた。


気持ちが揺さぶられている。


「風間課長ッ!!信号ッ!!赤ッ!!」


危うく信号無視をしてしまうところだった。


「ちゃんと運転に集中してくださいね」

「はい…すいませんでした…」


胸をえぐられるようなこの感覚は…


あえて気付かないふりをした。


だって私はバツイチだし…


8歳も年上だし…


五十嵐くんの部屋から
本田さんが出てきたし…

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