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遠くの恋人より近くの同僚

第4章 すれ違い

「いッッッッッってぇッッッッ!!!」


吉田が受付カウンターの下で
私のふくらはぎをヒールの踵で
思い切り蹴った。


「これで成瀬が橋本課長に付いた嘘は
事実となりました。おめでとう」

「くっそぉ……ん?なんだこれ?」


蹴られたふくらはぎを擦っていると
大きな紙袋を見付けた。


「私から成瀬にプレゼント」

「怖ッ!!あ、もしや時限爆弾とか」

「当たり。開けた瞬間、爆発するよ」


そんなわけあるかーと
紙袋の中身を出してみる。

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