
遠くの恋人より近くの同僚
第4章 すれ違い
「成瀬がハイヒールを履いても
橋本課長なら釣り合いが取れるでしょ」
「あ……忘れてました」
10センチのヒールなら余裕で履ける。
「成瀬、足のサイズは?」
「24です。え?ヒールまで頂けるん
ですか?」
「調子に乗るな。そして残念。
私23なので。ワンピに合うヒールが
無ければ自分で買いなさい」
「あ、私を吉田の披露宴に誘った
張本人におねだりしてみよ」
「橋本課長に?それ、名案じゃん。
てか、今、私のことを呼び捨てに
しなかった?」
「してませんって」
橋本課長なら釣り合いが取れるでしょ」
「あ……忘れてました」
10センチのヒールなら余裕で履ける。
「成瀬、足のサイズは?」
「24です。え?ヒールまで頂けるん
ですか?」
「調子に乗るな。そして残念。
私23なので。ワンピに合うヒールが
無ければ自分で買いなさい」
「あ、私を吉田の披露宴に誘った
張本人におねだりしてみよ」
「橋本課長に?それ、名案じゃん。
てか、今、私のことを呼び捨てに
しなかった?」
「してませんって」
