妖魔の憂鬱
第1章 優月という名のサキュパス
翻弄する─────
「あたしのキスは
気持ち良ぃ?」
鼻から抜ける、甘ったるい声で優月(さつき)が言った。
「…はぁ~
ぅん…きもちぃ~ょサツキ」
優月は男に覆い被さり
チュパチュパと舌の絡むキスをして…男の口から溢れるほどに、何度も唾液を流し込んだ。
男は優月の滑らかな肌を撫で回し、優月の身体の嫋やかな重みに…これから突き進む絶頂への期待で心音を早らせている。
生命が最も『生』を感じる瞬間と言える生殖行為。今まさに男は、生きていると言う喜びに満たされていた。
「ぷはぁ~」
蒸気を上げる様に唇を解放し…妖艶に微笑む優月は、男の沸き立つ精気を、鼻からゆっくり吸い込み…高揚していく。
優月はトロンと目尻を下げて、男に囁いた。
「そぉ~?…もっと気持ち良くなって」
男は耳朶をあま噛みされて、首筋から滑り降りて行く優月の舌の感触が…自分の乳首に到達する迄のスリルに酔っていた。
「…ぅ!」
ドクンと脈打つように…大きく硬くなりすぎて、苦しくなった処を締め付けるモノから、解放しよと…男は自分の下半身に手を伸ばした。
「ダァーメ」
男の乳首に吸い付いたまま、優月は男の手に手を重ねて、包み込む様に下着の上からシゴいく。
程無くして、ヤハリつまらないと言わんばかりに優月はポイッと男の手を放し、後ろを向いて男の胴に跨ぎ乗った。
「あたしのキスは
気持ち良ぃ?」
鼻から抜ける、甘ったるい声で優月(さつき)が言った。
「…はぁ~
ぅん…きもちぃ~ょサツキ」
優月は男に覆い被さり
チュパチュパと舌の絡むキスをして…男の口から溢れるほどに、何度も唾液を流し込んだ。
男は優月の滑らかな肌を撫で回し、優月の身体の嫋やかな重みに…これから突き進む絶頂への期待で心音を早らせている。
生命が最も『生』を感じる瞬間と言える生殖行為。今まさに男は、生きていると言う喜びに満たされていた。
「ぷはぁ~」
蒸気を上げる様に唇を解放し…妖艶に微笑む優月は、男の沸き立つ精気を、鼻からゆっくり吸い込み…高揚していく。
優月はトロンと目尻を下げて、男に囁いた。
「そぉ~?…もっと気持ち良くなって」
男は耳朶をあま噛みされて、首筋から滑り降りて行く優月の舌の感触が…自分の乳首に到達する迄のスリルに酔っていた。
「…ぅ!」
ドクンと脈打つように…大きく硬くなりすぎて、苦しくなった処を締め付けるモノから、解放しよと…男は自分の下半身に手を伸ばした。
「ダァーメ」
男の乳首に吸い付いたまま、優月は男の手に手を重ねて、包み込む様に下着の上からシゴいく。
程無くして、ヤハリつまらないと言わんばかりに優月はポイッと男の手を放し、後ろを向いて男の胴に跨ぎ乗った。