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第6章 会えなくなるなんて、ありえません!!

“該当のユーザー”が“いません”

その言葉が信じられなくて、しばらく時を忘れたかのように頭の中がフリーズしてしまった。


それはもしかしなくても、瑛理さんのアプリの退会を意味してるって事だもんね…?




「え、どうして辞めちゃったの!?」



そういえば、あまりプライベートの事は訊かない方がいいとか言われたっけ。
ここにいて、何か嫌な事とかあって辞めちゃったのかなぁ…。


ふと、瑛理さんの書き込みを読み直した。



──『よかったら、私にまた夢を見させて下さい』



「瑛理さん…」



『こんなにも興奮できたのは、何十年振りだったろうか』


『今日は本当にありがとう。良い夢を見させてもらったよ』



もしかしたら本当に満足して、それで気持ちよく退会した…なのかもしれないね。

うん、何かそんな気がする。
それならあたしも安心だよ。

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