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新着♡お誘いが1件あります!

第8章 リアルなお誘いは、1件もありません!!それは………っ

捕まらなきゃと慌てて駆け出しながら後ろを見てみると、ソイツらも走って来ている。

どど どうしよう!
もう完全にあたしをあたしと思って追いかけてる!!




「おい待てコラァ!!」


「ひゃあぁああっ!!」



今オーナーは店にいるから助けてもらえない。

みるみる距離を縮められ、このまま走っていてもいつか捕まっちゃう。


や やだっ
どこかに隠れるところなんて、あるわけないよね!?

家まで帰って家がバレたらもっと困るし、隠れられるところなんてそんなところ──────…







「ヒヨコちゃん、こっち…!」

「えっ」



声のした方を振り向くと、屋外に露出した階段に足を掛けている透さんが手を振っている。

て言うか、透さん!!?



「早く!
見つかっちゃうよ!」

「あ、うんっ」


あたしは透さんに誘われるまま一緒に階段を上り、その先のドアを開けて中に入った。

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