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え?元アイドルのお従兄ちゃんがわたしのクリフェラ係ですか!?

第2章 はじめてのクリフェラは中庭で

 わたしたち四人は、中庭へやって来ていた。そこでは何組かの男女がすでにクリフェラ奉仕を始めている。

「ね、ねぇ依里子、みんな見てるよ……」

 クリフェラ奉仕を受けている女子たちもなんとなくこちらを気にしているし、校門からわたしたちに付いてきた女子たちもいる。彼女たちにだって、自分のクリフェラ係がいるだろうに……。

「仕方がないわ。夕謡さんはアイドルだもの。何日かすれば落ち着くでしょう」
「俺もそう思うぜ。子猫ちゃんたちだって、自分のクリフェラ係を無碍にはできない筈だ」
「で、でもこんなに見られながらだなんて……」

 怖気づくわたしに、夕謡がやさしく言った。

「僕が、もう詩菜しか見ていないってことを、みんなにも知ってもらいたい。詩菜、お願いだからここで奉仕をさせて?」

 そんな目でお願いされたら、断りづらい。それに。

「あ……ァ、蓮路さん……」

 隣では依里子への蓮路の奉仕が始まっていた。依里子を後ろから抱きしめ、耳に舌を這わせている。耳の穴をねっちょりと舐められ、依里子は喘いでいた。

「耳、弱いのぉ……蓮路さぁん……」
「知ってるぜ。それに依里子はこっちも弱いよな」

 蓮路が依里子のセーラー服に手を差し入れ、胸のあたりを愛撫し始める。

「蓮路、さぁん……っ、私、もう……っ」

 依里子頬を染め、わずかに涙を浮かべながら内腿を擦り合わせる。
 わたしは親友の初めて見る姿に、心臓がどっどっとリズムを刻むの感じた。今まで依里子はわたしを慮って、ランチ後のクリフェラ奉仕を受けず、わたしとともに過ごしてくれていたのが――
 日本人形のような美少女の依里子が発情するさまは、なんとも色っぽい。

「こっち向いて、詩菜。僕も詩菜を気持ちよくしてあげる」

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