地味に甘い君
第9章 おでんと告白は冷めないうちに!
~赤羽side~
ヤマト君から逃げて…
早くも数日が過ぎた――――…
俺はものすごく…後悔をしている――――…
「おい、尚宏…どこ見てんだ?」
「尚宏君///アンニュイな顔もかっこいいね」
うぐぐ…落ち込み悩みまくってる顔すらも…カッコいいとか…何なんだよコイツら!
はぁぁぁぁ~…ヤマト君と出会ってから…こんなに離れていたこと…なかったかも…
避けられてはいたけど…バッタリあったらちゃんと挨拶してくれたし…
ま~今回は僕が意識してヤマト君を避けている…って訳でもあるんだけど…
一定の人物を避けて生活するって…しんどい!!
嫌いで避けてるなら辛くないかもだけど…
大好きなのに――――…後ろめたくて避けるって…
精神的にも体的にもキツイ――――!
「///尚宏君…可愛い♪今日、デートしよっか?」
「――――あ…ごめん行かない」
「え~~!最近…冷たいよ~!チカ寂しい~!」
何が“寂しい~”だよ…
僕だって――――!ヤマト君と会えなくて寂しい!!――――自分が悪いんだけど…
「はぁ…」ヤマト君…今日はバイトかな?
会わせる顔がない…