地味に甘い君
第14章 落ち着かない季節
「復活!!」
あの日から…2日後、俺は完全復活をしたわけだが…
『ゴホッ…ゴホッ――――…ヤマト…君…助けて…』
赤羽が風邪を引いた…
「は?知らねぇよ、自力で治せ!」
『えぇ!酷くない?ゴホッ…僕…ヤマト君の看病したじゃん?』
はあ!?///あれを看病だと言うのか!?
「俺は頼んでない!」
『沢山汗かいて、ぐっすり寝れたからすぐによくなったじゃん?』
確かに…あのあと泥のように眠り朝目が覚めたときには熱も下がりスッキリしていた…汗もちゃんと拭いてくれて着替えまでさせてくれていた…
いや…着替えは――――…余計だったかもしれないが…
お粥まで作ってくれて…本当にザ・看病をされた。
「///あっ、あんな事をしたんだ!やって当たり前だ!ばか野郎!」
『///へへへ…あの時のヤマト君…めちゃくちゃ可愛いかった!ゴホッ、ゴホッ!!』
「///うるせぇ!寝てろ――――バーカ!!」
俺は携帯の通話を乱暴に切った!
あの野郎…///思い出させるなよ!
俺は部屋で一人頭を抱えた!だって…思い出したら恥ずかしすぎて死んでしまう!
しかも――――…過去1で気持ち良かったって事を思い出してしまう!
////ヤバイ…あいつが風邪から復帰したら――――…
絶対…殺す!