地味に甘い君
第19章 本音のキャッチボール!
「――――の、割には…///手慣れてた気がするけど…」
赤羽の唇はすでに俺の唇にほぼ触れていた――――…それでも、構わず会話をしていたが…
「初めてだから――――いっぱい勉強したんだよ…」
と、この言葉に――――…触れているだけの唇は…“接吻”と言う、確かな名称のつくものに形を変化させた。
「んっ――――///べん…きょ…ぅ…?」
チュッ…チュッ…と、確かめるようなリップ音に俺は追い付くのがやっと――――…
それに…赤羽は“勉強した”と言っていた。
「んっ…んっぁっ…///そ、勉強したよ?…沢山…動画見たし、準備もした…」
――――準備?…俺は何の予備知識もないまま…///こんなことしてて大丈夫なのか?