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地味に甘い君

第21章 それぞれの就活


調べてみると、“オフィス陣ヶ岡”は出来てまだ2年の新しい事務所だった。

それが――――…大御所と仕事をしている…


ここの代表がすごい人なのだろうか?僕は気になり雑誌に書いてあった事務所の連絡先へと電話をかけていた。



『はい。“オフィス陣ヶ岡”です。』


――――出た!


電話に出たのは声からして若い男性のようだった。


「あっ!あの――――月刊誌を読んで電話したんですが。」


『あっ!ありがとうございます!依頼ですね!』


男性は嬉しそうに声がワントーン上がった!


「あっ!いえ!すみません。依頼ではなく…そちら求人を募集していませんか?」


『ほえ?――――求人?///あっ!求人!?』



電話口の男性は僕の言いたいことが分かったのか…恥ずかしそうに“求人?”を連行した。





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