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地味に甘い君

第32章 母に会いに――――…


「――――どこが…超~~~~優しくする、だ!」


「ごめ~~~~ん!“あんあん”言ってるヤマト君見たら…ね?」



――――“ね?”じゃねーよ!


裸のまま…動けない俺を心配そうに介抱する赤羽に俺はついつい噛みついてしまう!


「最後…スッゴい反りかたしてたけど…ヤマト君腰大丈夫?」


「誰のせいだよ――――!///」



赤羽は嬉しそうに蒸しタオルで俺の体を拭き…後ろの処理もする。


「///そこは――――自分でする」


「だ~め!この処理も僕の特権!」



――――特権って!?こいつ…



「夏休み!お墓参り――――…ちょっと緊張する!僕…お墓参りとかって…したことなくて」


「家族がご健在ってこだろ?――――…いいことだよ…


それに――――…お墓参りって言ったけど…ちょっと想像してるのと違うぞ?

まだ、内田家の墓はなくて…お骨をお寺で預かってもらってるんだ…

なかなか――――…土地とか墓石とか…って、難しいみたいで納骨は…してないんだ。

結構な金額だって…言ってたから。

ま、俺も働くし…なるべく早く母さんを墓に入れてやれるかも」



「よく分かんないけど!楽しみ!」



赤羽は墓参りを楽しみといいと…バキバキに硬直している俺の腰を優しくマッサージしていれた。



――――この優しさを…



さっきのプレイで発揮しろよ…///バカ天使…



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