地味に甘い君
第47章 【番外編・最終回】ダブルタキシード!
「も~!蕾茅君はなんでそ~言う言い方するかなぁ~!7才にしては大人びてませんか?」
7才にしては少し大人びた口調の蕾茅君は、すでに曽根家で厳しく育てられているらしく…
まだ幼い妹の面倒もよく見ていると雷華さんが言っていた。
妹ちゃんとフラワー担当をしてもらいたかったが…なんせ…まだ2歳だ…ママがいないと泣いてしまう!
「財前さんの影響受けすぎじゃない?蕾茅君?」
尚宏は少し冷めている蕾茅君が心配になる。
「そうですか?――――あ~…かもしれません」
――――おいおい…財前さん…何を子供に教えているんだよ!
「あれ?財前さん所の天馬(てんま)君も来てるんだよね?」
「あ~来てましたよ?僕より天馬の方が絶対…厳しいと思いますよ?この間…シルバー食器の磨き方を習ったって言ってましたから」