地味に甘い君
第7章 自分に嫌悪感
~赤羽side~
「あっ――――って!あっあっ…!」
「――――ぅっ…」
僕――――…何してるんだろう…
ラブホの安い部屋
大袈裟に大きなベッドに裸の二人…
女の人が僕の上で上下に動いている…
僕は何もしていない…
ムカついて…マンション飛び出して――――…
フラフラ歩いてたら…逆ナンされて…
数時間後には…僕の上で女の人が裸で喘いでいる…
その人は…何度も僕の顔を撫でては…うっとりして頬笑む
――――…ヤマト君…やっぱり…僕のこと避けてた…
リア充だから――――…
…派手な顔立ちだから?
ヤマト君とは住む世界が違うから?
僕のマンションの管理人になれば…君のそばに少しでも長くいられる――――…って…
独占欲…からの…バイト紹介…
僕は…ヤマト君の側にいたいのに…
ヤマト君は…違うんだなぁ…