ドSメイドは基本普通の子
第9章 モデル勝ち!
変な手紙事件からすぐに、ネイル検定の日が来た。
会場に店長を連れていくと――――…一斉に注目を浴びてしまった!
彩子も口をあんぐりと開けて私服の店長を舐めるように見つめていた!
「///ヤバい!なに…このイケメン!誰!?誰!誰?――――彼氏…ではないよね?私、聞いてない!」
テンパる彩子におっとり頬笑む店長…営業スマイルだ!
「///私も店長の私服姿見るの初めて…いつもスーツ?だから…」
「店長さん?え、和歌子のファミレスの店長さん!――――うそ、チェックしてなかった!?こんなイケメンのいるファミレスあったら…見逃してないはずなのに!」
「――――ファミレス?」
――――すみません!私…友達にメイドカフェで働いていること…隠してます!
「あ~…了解です。///店長といっても…雇われなので…雑用が多いんですよ?本店に行ったりとあまり店にはおりません」
――――ありがとうございます店長!
「///そ、そうなんですか?それにしても…綺麗な手ですね…赤いポリッシュも///お似合いです」
――――彩子…男性にその誉め言葉は…どうなの?男の人が赤いポリッシュつけるの勇気いるよ?
「///和歌子さん…私は“似合う”と言って頂き嬉しいです。」
――――店長がいいなら…いいんですけど…