ドSメイドは基本普通の子
第1章 憧れと現実
「それでは、美羽さんで今日1日お願い暇すね?大丈夫ですか?すみません」
「はっ、はい!体験バイトですが、今日1日よろしくお願いします!」
私は深々と頭を下げた!
「えっ!!美羽ちゃん――――…体験バイトなの?そんなぁ~!」
「あらあら…こんなに可愛いのに…残念ですわ…」
欄さんも順さんも私の事を新人だと思い喜んでくれたのに…申し訳ない…
でも、今日1日経験してみて私に勤まりそうなら…続けてみたい…
こんな可愛い衣装を着れるんだもん!今のところプラスしかない!
私は、この時…店のコンセプトを理解せず呑気な事を思っていた――――…