ドSメイドは基本普通の子
第13章 男の娘王子と鈍感姫
「///いっ、行くぞ!もたもたしてたら置いていくんだからな!」
大学までの路線は調べてあるけど…
さすがにこの季節はどこの大学でも学祭を開催しているらしく…電車は混雑していた。
「///なんか…混んでる…」
「――――…」
――――だから…何か言えよ…
「宮ちゃん…こっち――――…」
「ん?」
声を発したと思ったら、腕を掴まれ窓際に移動させられた!?
「――――おい…これじゃぁ…あんたが…苦しいだろ!」
何故か…僕を人混みから守るように壁になる美羽。
――――何で?僕がこいつに守られないといけないんだよ!?僕は男だぞ!?
「僕がそっちになる!バカにすんな!男の僕が壁になる!」
「――――…」
――――だからぁ~何か言えよ!で、その大きな目で見んな!